さやま猫の会

虹子ちゃん  



今月中旬に新顔のメス猫を発見した。
どこからか流れてきたのか遺棄されたのか?

発見した時、少し歩く様子がおかしかった。
近隣でこの猫の情報はないので不妊の為に捕獲をした。
全く人馴れしていない様子でもないのに、保護直後からそれほど食べない事に微かな違和感はあったが、他には特に異常はなく、
通常通り手術を行い、通常通りリリースする予定であった。

通常でないとわかったのは、手術が始まった時だった。
先生はまず毛刈り時に異変を見つけた。
次いで開腹時に確認されたものは「腸管腫瘍」。
ビリヤードボール程度の大きさがあり、その場で腫瘍摘出術をするかどうか、確認の電話がかかってきた。

摘出術をしない場合、腸閉塞を起こすなどして短期間のうちに命を落とす確率は高い。
摘出術をした場合、今回のケースは延命の確率は半々位。
また再発の可能性もある。
病理組織の外部検査も出さなければならない。
費用は数万円単位でかかると告げられたが、お願いする方向でお答えした。

24日に退院させるかを病理検査結果と入院経過で判断する予定だったが、嘔吐が激しくそのまま継続入院となった。
検査結果は「猫好酸球性硬化性繊維増殖症」。

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事前に告げられていた通り、術後経過は思わしくなかった。
年内には退院出来るかな。
ケアスペースを確保しておかないと。
強制給餌が必要かも。補液は必要だな。
などと色々考えながら準備していたが、27日、彼女はあっけなく亡くなってしまった。

まだ名前もつけてなかったのにな。

入院中は大人しく、人を怖がらず良い子だったと聞いている。
多分飼い猫だったのだろう。腫瘍がみつかり棄てられた可能性もないとは言えない。
今までも老いた猫や病を持つ状態で棄てられたであろう猫を多く見てきた。

切ないよな。


27日は雨が降ったり止んだりの不思議な天気で、綺麗な虹も出た。

「虹子ちゃん」

次は大切に可愛がってくれる人の元へ生まれて来て欲しい。
最後まで頑張った君の事を、みんな決して忘れないから。
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動物遺棄は犯罪です。
そして、動物を飼うなら最後のその時まで。
命に対する最低限の責任です。


さやま猫の会は、毎週日曜日の譲渡会で猫に関する相談も受け付けています。
場所 埼玉県狭山市智光山公園内前山の池前
日時 毎週日曜日12時から14時


文・S






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