みーこ 
2021/05/29 Sat. 09:01 [edit]
5月28日11時35分
みーこは天使に転職しました。
23日の譲渡会準備中にかかってきた電話は、
「目が開いてない、へその緒がついた三毛猫が玄関前にいるので保護しました。」
保温をお願いして至急現場へと向かう。
タオルとホカロンに巻かれた小さな身体。
何故そこに置いていかれたのか?
25日にはゴマシオ程度の大きさのウンチがでた。
色は赤茶色。
こまめにミルクを飲ませるが体重は一向に増えない。
通常であれば1日に10グラム程度は増えるはず。
通常であれば生後2日ではウンチは出ない。
27日早朝には下痢が始まる。
病院での検便ではマイナス。
夕方からは血尿が混じる。
28日早朝は体温が下がってきた。
ミルクの吸い込みも出来なくなった。
手足の先と口回りの血色が悪くなる。
チェーンストークが見えはじめる。
そして逝ってしまった…
保護する私達は余りにも無力だ。
みーこは私達の手の中で送り出す事が出来たが、外では人目に触れずに同じ事が無数に起きているのだろう。
皆様にお願いです。
どうか不妊手術をしてください。
もし知らない人がいたら、亡くなっていく沢山の命を伝えてください。
無責任に産ませ、死なすのはあまりにも非情です。
生きられなかったみんなからのお願いです。
皆様から多くの応援メッセージをいただきましてありがとうございました。
力及ばず済みません。
今日から気持ちを入れ替え、明日の譲渡会で沢山の猫達を里親様に繋げたいと思います。
S
category: 活動日誌
tb: -- cm: 0
狭山市50匹多頭飼育崩壊現場の経過報告・2021年4月 
2021/05/03 Mon. 09:05 [edit]
狭山市内50匹猫多頭飼育崩壊の4月末現在までの進捗報告です。
レスキューは累計46匹となり、その内卒業生は32匹です。
皮膚が爛れた猫の背中はほぼきれいになってきましたが、胸にはまだ広範囲の爛れがあり引き続きの投薬治療です。
肺炎の猫は未だに咳き込む事があり、肺の一部が完治出来ない状況にあると推察されます。
舌根腫瘍は形成切除後に病理検査に出し、好酸性肉芽腫で良性ではありますが、再発の可能性は否定出来ないということですが、活力には問題なく近頃は甘え鳴きをしています。


※上段:術前
下段:術後

下顎右下犬歯が外側に向いている猫がいましたが、幼猫時に何らかの原因でずれてしまった可能性があり、現在は成猫として固まっているので生活には支障がないだろうと判断しています。
次回の狭山市役所と動物指導センターとの三者連絡会は5月中旬を予定しています。
現時点で14匹の猫が各仮設シェルターと個人預かりに分散保護されていますが、終わりが見えてきましたので5月中には全頭のレスキューが完了する見込みです。
但し、4月中に別件の多頭案件が2件(11匹、40匹程度)が入り、ホッとする間はなく、引き続き踏ん張りが必要になりました。
5年前位から徐々に成猫に目を向けてくださる方々が増えてきているのを実感しています。
今回の多頭現場の猫は生活感が無い環境に置かれ、人との生活に慣れるまで時間はかかるかと思いますが、一般的に成猫は不妊化、ウイルスチェック、体力免疫力、性格が判るなどのメリットがあります。
幼少期の可愛らしい姿は見れませんが、生活しやすい面が多分にあります。
成猫をお迎えするという選択肢を是非考えてみてはいかがでしょうか?
引き続き官民協力しながら、最後の一匹まで猫達を確実に里親様に繋げていきたいと思います。
現場では、里親様、預かり様の暖かい手がまだまだ必要です。
引き続き、皆様のご協力を切にお願い申し上げます。
category: 狭山市65匹多頭飼育崩壊
tb: -- cm: 0
| h o m e |