さやま猫の会

狭山市50匹多頭飼育崩壊現場の経過報告・2021年3月  



狭山市内50匹猫多頭飼育崩壊の3月末現在までの進捗報告です。

3月26日に、狭山市環境課・埼玉県動物指導センター・当会の三者で、現状報告と今後の方向性について打合せを行いました。

レスキューは累計43匹となり、その内卒業生は24匹です。


皮膚が爛れた猫は範囲は小さくなりつつありますが現在も投薬治療中です。
肺炎の猫は活力は出ていますが時折咳き込む事があり投薬と経過観察してます。
新たにレスキューした猫に舌根腫瘍がありました。
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細胞診をするにも患部は舌なので病理形成術を同時にするか検討中です。
好酸球性肉芽腫ならば様子見という方法もあるそうですが、腫瘍が大きいので4月上旬には治療方針を決めようと思います。

センターからの質問で、センター譲渡の際、どこまで情報を伝えて良いのかということがありました。
当会からは、「狭山市内の不適切飼育者入院で、飼育者がいないためのレスキュー。伝える内容は当ブログに掲載されている事のみお願いします」と回答しました。

特に個人情報や場所の特定には配慮が必要で、当会は通常活動の内容さえ掲載していません。
猫が居る場所が分かってしまう。
猫に関わる生活している人が分かってしまう。
これらの情報は何のメリットもなく、時代が移り行く中、個人情報保護も厳しくなってきています。

活動内容の一部は環境課と情報を共有しています。環境課に相談があった場合は個人情報は一切聞かず、環境課が案件内容をお聞きし相談者に当会携帯番号をお伝えして相談者の意思で当会に相談をされる形式を採っています。


次回の三者連絡会は5月中旬を予定しています。
次回打合せまでに全頭レスキューを予定してますと言いましたが、こればかりは仮設シェルターのキャパ問題と譲渡件数にも左右されるのでどうなることか。

引き続き官民協力しながら、最後の一匹まで猫達を確実に里親様に繋げていきたいと思います。



現場では、里親様、預かり様の暖かい手がまだまだ必要です。
引き続き、皆様のご協力を切にお願い申し上げます。

category: 狭山市65匹多頭飼育崩壊

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