さやま猫の会

狭山市50匹多頭飼育崩壊現場の経過報告・2021年2月  



狭山市内50匹猫多頭飼育崩壊の2月末現在までの進捗報告です。

2月9日に、狭山市環境課・埼玉県動物指導センター・当会の三者で、現状報告と今後の方向性について打合せを行いました。

2月は思うように譲渡が伸びず、レスキューは累計37匹となりました。
その内卒業生(以後正式譲渡とトライアルを含めて卒業生と表記します)は23匹です。
内2匹は埼玉県動物指導センターへ保護場所を移動後、譲渡認定団体への引渡しとなりました。


環境課は市内の猫問題も含め、継続的な啓発・広報活動を進める方針で、里親様募集と啓発記事を3月度の広報に掲載する予定です。
指導センターはレスキューを進める為に、崩壊現場猫の譲渡活動を今後も継続実施する予定です。

前回ご報告しました皮膚が爛れていた猫ですが、治療退院後、仮設シェルターにて治療を継続中です。
また、2月の最終週にシェルター内の一匹が体調を崩し、診察の結果軽い肺炎を起こしているとのことで、当会員宅で治療および経過観察中です。



2月最終週に、入曽にある読売田辺新聞店様発行の月刊ミニコミ誌「街あかり」に記事として取り上げていただきました。
ありがとうございます。
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次回の三者での連絡会は3月末を予定しています。

解決には、1匹1匹地道に里親様に繋げる事しか方法はありませんが、引き続き官民協力しながら、最後の一匹まで猫達を確実に里親様に繋げていきたいと思います。

通常多頭崩壊案件は、活動者が一斉に引取り、その後の譲渡がどうなったのか分からない場合が多々あります。
確かに現場にいる犬猫を救助する事は大切ですが、活動者の所に溜まるのでは意味がないと考えています。
また里親様もどなたでも良いというわけにもいきませんし、
逆に里親様から選んで頂ける団体として、私達も日々研鑽を積まないといけないと思っています。


現場では、里親様、預かり様の暖かい手がまだまだ必要です。
引き続き、皆様のご協力を切にお願い申し上げます。



category: 狭山市65匹多頭飼育崩壊

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