繁殖抑制の徹底 
2018/07/28 Sat. 19:58 [edit]
多頭飼育崩壊と聞いて皆さんはどんなイメージをもたれますか?
多くは室内に猫がいるため総称として「多頭飼育」としていますが、室内に限らず多頭飼育崩壊は発生します。
庭先などに来る猫に餌を与えていたら爆発的に増えてしまった。
昨年からこのような相談が増えています。
さやま猫の会は3年前に初めて多頭崩壊現場を経験しましたが、その後毎年数件の相談が舞い込んできます。
今年度は5月末に仔猫成猫合わせて30匹オーバーという相談がありました。
現場調査に行くと、家の周りには溢れんばかりの猫達が生活しています。
当日調査では成猫11と、仔猫18(調査後出産した3匹は含めず)でそのほとんどが酷い猫風邪で目が腫れ上がっているのも数匹。
飼い主を説得して、すぐさま成猫の繁殖抑制、仔猫の治療を始めました。

仔猫については、レスキュー当日に現場で命を落としていたり、レスキューしたけれど手当ての甲斐なく亡くなったり、捕獲出来ずに後日不明になっている子もいて、計算上では25匹(出産3匹含む)いた事になります。

昨年のシーズン前までは数える程しかいなかったという事ですが、
不妊をするという考えを持たないとこのような事態が簡単に起きてしまいます。
オス、メスが複数いるから不妊しようではなく、できる限り1匹でも不妊してあげてください。
過剰な繁殖を防げるだけでなく、生殖器やホルモンに関連する病気の予防にもなります。
喧嘩や繁殖行動に伴う猫後天性免疫不全症候群、猫白血病ウイルス感染症にかかる危険も軽減されます。
餌をやる事と、不妊手術は必ずセットで行わないと、人にも猫にも多くの不幸な結果をもたらします。
さやま猫の会では、猫の相談をお聞きしています!
毎月第2・4日曜日は智光山公園にて譲渡会も開催しています。
開催時間内でお困りの相談をお聞きします。一人で悩まずお話ください。
また、さやま猫の会は自走活動していますが、有難い事に多くの方々からご支援を頂いています。
「物資を支援したいけれど何を送っていいか悩む」とお声も多数いただきまして、
この度アマゾンほしい物リストを作成いたしました。
皆様のご負担にならない範囲でご支援いただきますと嬉しいです。
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