さやま猫の会

狭山市50匹多頭飼育崩壊現場の経過報告・2021年4月  




狭山市内50匹猫多頭飼育崩壊の4月末現在までの進捗報告です。


レスキューは累計46匹となり、その内卒業生は32匹です。


皮膚が爛れた猫の背中はほぼきれいになってきましたが、胸にはまだ広範囲の爛れがあり引き続きの投薬治療です。
肺炎の猫は未だに咳き込む事があり、肺の一部が完治出来ない状況にあると推察されます。
舌根腫瘍は形成切除後に病理検査に出し、好酸性肉芽腫で良性ではありますが、再発の可能性は否定出来ないということですが、活力には問題なく近頃は甘え鳴きをしています。

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※上段:術前
下段:術後

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下顎右下犬歯が外側に向いている猫がいましたが、幼猫時に何らかの原因でずれてしまった可能性があり、現在は成猫として固まっているので生活には支障がないだろうと判断しています。

次回の狭山市役所と動物指導センターとの三者連絡会は5月中旬を予定しています。

現時点で14匹の猫が各仮設シェルターと個人預かりに分散保護されていますが、終わりが見えてきましたので5月中には全頭のレスキューが完了する見込みです。
但し、4月中に別件の多頭案件が2件(11匹、40匹程度)が入り、ホッとする間はなく、引き続き踏ん張りが必要になりました。

5年前位から徐々に成猫に目を向けてくださる方々が増えてきているのを実感しています。
今回の多頭現場の猫は生活感が無い環境に置かれ、人との生活に慣れるまで時間はかかるかと思いますが、一般的に成猫は不妊化、ウイルスチェック、体力免疫力、性格が判るなどのメリットがあります。
幼少期の可愛らしい姿は見れませんが、生活しやすい面が多分にあります。
成猫をお迎えするという選択肢を是非考えてみてはいかがでしょうか?


引き続き官民協力しながら、最後の一匹まで猫達を確実に里親様に繋げていきたいと思います。



現場では、里親様、預かり様の暖かい手がまだまだ必要です。
引き続き、皆様のご協力を切にお願い申し上げます。



category: 狭山市50匹多頭飼育崩壊

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狭山市50匹多頭飼育崩壊現場の経過報告・2021年3月  



狭山市内50匹猫多頭飼育崩壊の3月末現在までの進捗報告です。

3月26日に、狭山市環境課・埼玉県動物指導センター・当会の三者で、現状報告と今後の方向性について打合せを行いました。

レスキューは累計43匹となり、その内卒業生は24匹です。


皮膚が爛れた猫は範囲は小さくなりつつありますが現在も投薬治療中です。
肺炎の猫は活力は出ていますが時折咳き込む事があり投薬と経過観察してます。
新たにレスキューした猫に舌根腫瘍がありました。
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細胞診をするにも患部は舌なので病理形成術を同時にするか検討中です。
好酸球性肉芽腫ならば様子見という方法もあるそうですが、腫瘍が大きいので4月上旬には治療方針を決めようと思います。

センターからの質問で、センター譲渡の際、どこまで情報を伝えて良いのかということがありました。
当会からは、「狭山市内の不適切飼育者入院で、飼育者がいないためのレスキュー。伝える内容は当ブログに掲載されている事のみお願いします」と回答しました。

特に個人情報や場所の特定には配慮が必要で、当会は通常活動の内容さえ掲載していません。
猫が居る場所が分かってしまう。
猫に関わる生活している人が分かってしまう。
これらの情報は何のメリットもなく、時代が移り行く中、個人情報保護も厳しくなってきています。

活動内容の一部は環境課と情報を共有しています。環境課に相談があった場合は個人情報は一切聞かず、環境課が案件内容をお聞きし相談者に当会携帯番号をお伝えして相談者の意思で当会に相談をされる形式を採っています。


次回の三者連絡会は5月中旬を予定しています。
次回打合せまでに全頭レスキューを予定してますと言いましたが、こればかりは仮設シェルターのキャパ問題と譲渡件数にも左右されるのでどうなることか。

引き続き官民協力しながら、最後の一匹まで猫達を確実に里親様に繋げていきたいと思います。



現場では、里親様、預かり様の暖かい手がまだまだ必要です。
引き続き、皆様のご協力を切にお願い申し上げます。

category: 狭山市50匹多頭飼育崩壊

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狭山市50匹多頭飼育崩壊現場の経過報告・2021年2月  



狭山市内50匹猫多頭飼育崩壊の2月末現在までの進捗報告です。

2月9日に、狭山市環境課・埼玉県動物指導センター・当会の三者で、現状報告と今後の方向性について打合せを行いました。

2月は思うように譲渡が伸びず、レスキューは累計37匹となりました。
その内卒業生(以後正式譲渡とトライアルを含めて卒業生と表記します)は23匹です。
内2匹は埼玉県動物指導センターへ保護場所を移動後、譲渡認定団体への引渡しとなりました。


環境課は市内の猫問題も含め、継続的な啓発・広報活動を進める方針で、里親様募集と啓発記事を3月度の広報に掲載する予定です。
指導センターはレスキューを進める為に、崩壊現場猫の譲渡活動を今後も継続実施する予定です。

前回ご報告しました皮膚が爛れていた猫ですが、治療退院後、仮設シェルターにて治療を継続中です。
また、2月の最終週にシェルター内の一匹が体調を崩し、診察の結果軽い肺炎を起こしているとのことで、当会員宅で治療および経過観察中です。



2月最終週に、入曽にある読売田辺新聞店様発行の月刊ミニコミ誌「街あかり」に記事として取り上げていただきました。
ありがとうございます。
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次回の三者での連絡会は3月末を予定しています。

解決には、1匹1匹地道に里親様に繋げる事しか方法はありませんが、引き続き官民協力しながら、最後の一匹まで猫達を確実に里親様に繋げていきたいと思います。

通常多頭崩壊案件は、活動者が一斉に引取り、その後の譲渡がどうなったのか分からない場合が多々あります。
確かに現場にいる犬猫を救助する事は大切ですが、活動者の所に溜まるのでは意味がないと考えています。
また里親様もどなたでも良いというわけにもいきませんし、
逆に里親様から選んで頂ける団体として、私達も日々研鑽を積まないといけないと思っています。


現場では、里親様、預かり様の暖かい手がまだまだ必要です。
引き続き、皆様のご協力を切にお願い申し上げます。



category: 狭山市50匹多頭飼育崩壊

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動物を棄てる人達  





動物の遺棄は犯罪です。

これは一般常識かと思えば、まだまだ認知されてないと私達は強く感じます。

「仔猫が産まれれば捨てればいい」
「引越で飼えなくなった」
「要らなくなった」
「病気だから」
「お金がないから」

こんな言葉は今でも耳にします。

昨年春に、マイクロチップが入っている猫が棄てられました。
マイクロチップを照会してもらいご本人に問い合わせると、「キャリーに入れて遊びに行ったが、粗相をしたので掃除をしようとしたら逃げた」
もっともらしい言い訳ですが、キャリーを開ければ出ることは想像しないのでしょうか?
そもそも遠く離れた場所から深夜に遊びに来るでしょうか?
疑問を感じます。

また同じ頃、市内のケアマネさんから相談があり、生まれた仔猫を川に棄てている人をどうにかしたいと。
こちらの家は生まれる度に棄てているとのことです。

更に先週は、家から脱走した猫の捕獲を依頼されましたが、発見されたのは遠く離れた河川の対岸。
この子はもともと交通事故で前右足が不随で動かず、たった2日の間に自力でそこまで移動したとは思えません。
誰かに保護され連れて行かれたけれども、気が変わったのか?
真相は判らないままですが、発見場所を考えるとどうしても遺棄されたという結論にしか結びつけられません。

1月31日には保護した猫が亡くなりました。
遺棄された場所の人に聞くと、最初からお腹がプヨプヨしていたとのこと。
保護後に優しいご家族がお家に迎えてくれますが、お腹のプヨプヨは次第に大きくなり食欲が減少していきました。
病院で検査を受けると黄疸と脱水、ビリルビンは1.8まで上昇(退院前日は2.2)。
膵臓と肝臓に問題がありそうで、肝硬変だろうということで即時入院させましたが容体は悪化し、家で看取ることを決めて退院。
4時間後に虹の橋を渡りました。
あくまでも推測の域を脱しませんが、遺棄された時点で飼い主は病気であることはわかっていたと思います。
それでも人は猫を棄てるのです。

こういった負傷・傷病猫の遺棄はこれだけではありません。
これまでもいくつもあります。

犬や猫やその他小動物も含めてみんな命があります。
人間より遙かに寿命が短いパートナーは人間が看取る事が役目です。
傷病を患えば治療もしなければならず、医療費の負担も高額になります。
かわいい時だけ、若い時だけ、人を癒やすために飼われ、傷病になれば不要とされる犬猫の問題。

そんな身勝手な人達が責任放棄した猫たちの医療費は、当会に里親を申し出て下さった、大切な方々からの譲渡金の一部や、物販収益から出しています。
猫を終生大切にしたいと願う方々の尊い気持ち、助けたいと願う方々の優しい気持ちでそんな子達は救われているのです。
棄てる人には分からないでしょうね。

動物遺棄は犯罪です。
命を安易に飼い、残酷に棄てる人達を、私たちは許す気にはなれません。

文・S

category: 活動日誌

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狭山市50匹多頭飼育崩壊現場の経過報告・2021年1月  



狭山市内50匹猫多頭飼育崩壊の1月末現在までの進捗報告です。

昨年12月の17匹レスキューに加えて、今月は18匹をレスキューし合計35匹です。

35匹中、正式譲渡とトライアルは16匹です。
1月は正月や緊急事態宣言などがあり、かなり厳しい状況でしたが、成猫でも多くの方々から心をお寄せ頂き、終の住処に繋がってくれてます。

2月は残り全頭保護を目標にはしていますが、緊急事態宣言延長も懸念材料となり、1匹でも多くの猫達をトライアルに送り出し、保護スペースを確保しながらとなりますので、厳しい状況であることは認識しています。

2月の第1週には埼玉県動物指導センター南支所にも保護譲渡を前提としたお預けに了解を得て数匹移動予定があります。

個人預かり宅の猫達は、慣れている猫は飼い猫の様に生活する猫もいれば、人間との共生生活に戸惑いを見せる猫もいます。
手の掛かる子もいますが、どうぞよろしくお願いします。

皮膚が爛れている猫は入院治療をしていますが、原因究明のため2月月初には細胞診に出す予定となります。

行政との連絡会は2月に実施予定です。
内容は現状の数値報告と今後の予定が中心になると思いますが、行政の啓発活動と広報活動も含めてどの様に動くべきなのかも話し合っていきたいと思います。

1月には案件の該当自治会が自治会報に当会が対応実施している事と譲渡会開催情報を掲載していただきました。ありがとうございます。

狭山市社協では、12月より本案件の里親、預かりボランティアの掲載を実施していただき、引き続き今後の活動や高齢者と動物の問題を協働させていただけるよう打合せをさせていただいてます。


レスキュー2ヶ月目となり、案件への意識も薄れてくる頃ですが、官民協働の形を崩さず一体となって、最後の一匹まで猫達を里親様に繋げていきたいと思います。

里親様、預かり様の暖かい手がまだまだ必要です。
引き続き、皆様のご協力を切にお願い申し上げます。


category: 狭山市50匹多頭飼育崩壊

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